真夜中のトランジスタラジオ

 今から、40年ほど前の話です。

 何がきっかけだったのか記憶にないけれど、中学生の頃から深夜ラジオにハマっていった。中学は私立の女子校に進学し、それまで全く周囲にいなかった「洋楽好き」の友人が沢山出来た影響もあって、「全米TOP40」とかFENの番組とかを聴いたり、「オールナイトニッポン」などにも食指を伸ばしたり。

 当時は2段ベッドの上を使っていて、枕元に赤く小さなトランジスタラジオを忍ばせ、下で寝ている妹を起こさないよう小さな音でこっそりと深夜ラジオを聴くのが楽しみだった。

 その頃よく流れていた「我が良き友よ」っていう曲が割と気に入っていて、歌詞を聴きながら「学ランに下駄、手ぬぐいを腰からぶら下げている」という、当時としてもアナクロな人物は、一体どういう風体なのだろう…? そんなことを考えたりしているうちに、うっつらうっつら、眠りについてしまい。

 翌朝、乾電池が切れて何も聴こえなくなったラジオを見て、ガッカリそして悲しい気持になったものだった。当時は今みたいに100円で気軽に乾電池が買えるわけではないし高いし、落胆の度合いも大きかったのだ。しかし次の日には新しい電池に入替えて、またこっそりとラジオを寝床で聴きつつ「今日はスイッチを切ってから寝るぞ、寝るぞ」と誓うんだけど…。

 今日かまやつひろしの訃報を聞いて、そんな昔のことをふと思い出してしまったので、書いておいた次第。合掌。
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