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ノーベルでノーブル

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 ハルキスト(笑)。毎年、この時期になると思い出したようにあちこちで出て来る単語なんだけど。

 私的には村上春樹って有名な人気(流行)作家というイメージで、ノーベル賞という感じじゃないのですが…。果たしてこれだけ受賞逃すと、候補の俎上に上げられているかも怪しいような…。

 それよりも、ノーベル賞関連でぜひ読んだ方がいいのは、日本人第一号受賞者である湯川秀樹博士の本だと思いますね。今のところ、今年読んだエッセイで一番面白かったのが、この「科学を生きる」という本。

 湯川博士は物理学賞受賞者だから、難しい理論ばかり書いてるのじゃ…と思うかもしれないけど(私もそういう先入観がありました)、そんなことは全くなくて。子供の頃の話から科学者としての悩みや日本という国に対する様々な思いなどなど、時には「万葉集」「徒然草」といった古典なども引き合いに出しながら、本当に読みやすく面白い文章でまとめてあります。

 各エッセイには書いた年も添えてあるんだけど、昭和20〜30年代に書かれたとは絶対に思えないような新しさや瑞々しさもあり、その度に驚きながら読み進めていきました。何かはっきりした結論が出るかどうかも分からない物理学を研究し続けることと、自分は何者で何のために生きているか? という人生に対する問いを行うことの共通点について、一歩下がったような位置から書いているところにも、真摯な人柄を感じさせます。

 私自身も、ある程度長く生きて来て心がけているのは「先が見えない時こそ、その時々を一生懸命に生きよう」ってことですかね。これって役に立つの? とか、ただ好きでやってるだけ…と思っていることが、案外後になって自分のためになったりするもんです。その中でも、読書は特にマルチな効果があると思う。

 何というか、こういう本に出会えるたび、大げさだけど「生きててよかった」と思えるんですよね。人生、死ぬまで“自分の価値は何か”を探していくものだと思うから。
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神保美佳

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