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四十八歳の抵抗

 大学生の頃、「風にそよぐ葦」を読んでからか、それとも「青春の蹉跌」という映画を見てからか、きっかけはよく憶えていないのだが、とにかく石川達三にハマってよく読んでいた時期があった。

 その中に「四十八歳の抵抗」という小説があって、確か定年間近(当時は55歳定年)に迫った48の管理職サラリーマンの男が、突然日常から脱線して若い女の子と熱海へ旅をする…みたいな内容だった。

 20歳そこそこの学生にとって48歳なんて遥か未来の話だし、第一ストーリーからして荒唐無稽。結末も冴えないもので、当時はほとんどピンと来る作品ではなかったんだけど、唯一主人公が「行方不明になる」ことを自ら進んでやっていたところだけが、妙に印象に残った。例えば女性との旅行もそうだしヌード撮影会に行ったり、普段自分が家族や公に見せる「顔」とは異なる行動をする時に「行方不明」と名付けていた、その表現が面白いなーと思ったのだ(多少内容の記憶違いがあったら失礼)。

 思えば昭和の頃は、40歳以上の人たちは本当に「大人」というイメージしかなかった。「サザエさん」のフネさんも確か40代中盤くらいの設定だし、菅井きんも40代で姑や寮母などを演じている。彼ら、つまり昭和の40代以上は行動が常に落ち着いていて仕事が終わると俳句や囲碁をたしなみ、カラオケでは演歌を歌う、そんなイメージ。

 ところが、かつて「48歳なんて…」と思っていた女子学生が、昨年2月その年になってしまった。この一年を振り返ると、23年間ほど関わって来た「パチンコ必勝ガイド」が初めて3ヶ月も休刊になったり、その絡みで末井さんなどずっとお世話になって来た方達が会社を辞めることになって、改めて自分とのつながりや感謝の気持ちを実感したり、「48」絡みの仕事でそれまで全く興味もなかったAKB48のパチンコを長期間打っていたり、DVDに出たり(基本的にTVとかの仕事はもうやらないので)、イラストをまた描き始めたり、何だか妙に「激しい」年だったように思う。何というか、ステレオタイプ的な「大人」とはかけ離れた生活というのか。

 あともうちょっとで、人生のうち一回きりの「48」が終わろうとしている。しかしやっぱり、どんなに年月が変わろうとも「自分は自分」なんだ。アタシなりの「行方不明」も楽しみつつ、もう少し年相応の見識なども広げられるよう、様々なことにチャレンジしていきたいと思う。
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