リメンバー414

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 もうかれこれ2週間ぐらい前になるんですが。

 私は昔業界誌記者だったこともあって、時々人手不足の業界誌に頼まれてパチンコホール組合の総会取材に行くことがあるんだけど、その日も某県の総会取材を済ませ、懇親会へと突入した時のことだった。丸テーブルにはあらかじめ名前が書いてあって、両隣を見ると全然知らない方…。

 ちょっと居づらいな…などと思いつつ、グラスをかたむけたり料理をつついたりしていると…

 「失礼ですが、神保さんってあのライターの方ですか?」

 などと、右隣にいた同年代くらいの男性が話しかけて来た。有り難いことに、昔からこの仕事を続けて来た&雑誌がめちゃくちゃ売れていたことなどから、同世代の方に知って頂いている確率はかなり高いのであります。で、そうです、今日はちょっと業界誌のアルバイトで…などと話すと、相手は販社の社長さんだという。

 さらに、その向こう隣に座っていた男性も挨拶して来られて、そちらは某メーカー支店長さんであった。で、彼らが続けるには…

 「僕たち、元奥村なんですよ」

 …ええーーっ!? いやぁ、ビックリした。

 「えっ? じゃ、じゃあもしかして倒産した時などもいらしたんですか?」

 「もちろん。あの日…414だから4月14日ですか、あの日は上野の営業所にバッチリいましたよ」

 …どうやら、元奥村関係者の間では「414」が一種の合い言葉的なモノになっているようだ…。

 その時は取材もあってあまりじっくり聞けなかったんだけど、どうやら当日午後になって突然営業マンに「午後4時までに全員戻って来い」という連絡があり、帰ると支店長と見慣れぬ男性(弁護士だった)から淡々と「当社は破産しましたので、自分の持ち物だけ持って速やかに帰宅して下さい」というようなことを告げられたそう。

 全員驚きつつも、もう会社の車も使えず荷物を急に全部持って帰れないので、とりあえず会議室のような広い場所に移し、数人が家から車を持って来て手分けして運び出した…という状況だったとか。いや〜、本当に急転直下だったようだ。

 でも、少し前から予告やリーチみたいなものはあったようで、2月くらいに『アミーゴDEそーる』の次機種としてせぇるすまん6の発売が決まったのだが、一向に販売スケジュールや営業計画が届かず「おかしいのでは…?」という声はチラホラ聞こえていたという。でも、まさか…と、本気でその日まで信じてはいなかった、と。そりゃあそうでしょうね…。

 倒産後は元々労組もないし、全員全く当てもないまま失業保険だけもらって再就職先を探していたらしいんだけど、とりあえずそのお二人は会社を作ったり他社に入ったりして、何とかやって来られたそう。…はぁ〜、生々しいお話を聞いてしまった…。でもまだまだ色々エピソードがあるとのことなので、取材を兼ねて改めてお話を聞かせてもらうことになった。

 「もう会社もないからね、何でも話しますよ!」

 なぜか嬉しそうな社長や支店長に期待しつつ(笑)、ぜひ面白い話をタップリお聞きしたいと思っておるのです、はい。

ようこそデロリアン

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 色々なメディアで騒いでいる通り、今日2015年10月21日は映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」に“30年後の未来”として出て来た日、らしいです。

 お台場ではタイムマシンカー「デロリアン」がゴミで本当に走るイベントをやったらしいんだけど、私も12年ぐらい前デロリアンに遭遇したことがあって、それは…奥村の『CRバック・トゥー・ザ・フューチャー』発表会でした。上の写真は一緒にポラロイドで撮ってもらえるコーナーにて、ちょっと格好つけたポーズ(笑)。

 当時(2003年)奥村は洋画やアニメなどのタイアップを積極的にやってて、発表会もけっこう大掛かりなものを連発。この時もデロリアンだけじゃなくて特製ケーキとか、撮影小道具の展示など色々楽しめたのを覚えてます。ただ、いずれもそれらが大ヒットした記憶がないので…やはり…(以下略←おい)。

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 さらに、お土産もすごくて大きな缶の中には「フォーチュンクッキー」が入ってたの。今じゃ、曲がヒットしたりしたから何のクッキーだか知ってる人も多いかもしれないけど、当時は何だかよく分からないまま割ってみたところ。

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 こんな風に、ちゃんとパチンコに関連した占い(?)も入ってて、随分手が込んでるな〜と感激したものです。このクッキーも、相当色んなところでネタにさせてもらって、まだ使うかって感じなのですが(ドンマイ)。

 もちろん、当時はまさか将来奥村が存在しなくなるとも全く思っていないワケで、改めてジ〜ンと諸行無常が去来する、そんな未来の今日の一コマでした。あー、本物のデロリアンでタイムトラベルできたらな〜(笑)!

ミニパンフレット・あんそろじー

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 ちょっとちょっと、何やら実写の「ど根性ガエル」ドラマが始まるとか何とか…本当? まぁどっちにしろ見ないと思うけど(笑)、ちょうど今奥村の古いグッズとかを色々探したりしている私、先日2000年の『CRど根性ガエル』ミニパンフを発見しました。

 当時はまだ予告よりもリーチが重視されてて、ほとんどがリーチの説明ばかり。で、時代を感じさせるのが…

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 この「着メロコード表」。当時は携帯電話が普及し始めてそんなに経ってなくて、着メロはDLするのでなく自分でボタンを押して打ち込むモノだったのです。

 しかも、対応しているのは売れ筋の機種だけなので、違う場合は打ち込むこともできず…。まぁでも、よくこんな面倒くさいもんシコシコやってたよね〜(笑)。

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 ちなみに同じ時期の機種のミニパンフには、けっこう着メロコード表が載ってて、これは平和の『CRドルフィンリング(99)』のもの。左側の携帯電話の写真も…ふ、古いわ〜(笑)!

 今考えるとさ、ど根性ガエルなら曲とか知ってるけど、ドルフィンリングは完全にパチンコオリジナルだから、打ち込んだメロディーが合ってるかどうかがすぐに分かるもんだったのかしらね…? 当時は動画なんてないし、いちいちパチンコ屋行って合ってるか確認しないといけないっていうのも、時代ですね…。

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 あと、ついでに近くにあった変なミニパンフ。

 これは平和が初めて出したパチスロ『スノーキー(99)』のものなんだけど、ゲーム性説明の裏側には「なぜリプレイを外すのですか?」というビギナー向けQ&Aと、ナゼかパチンコの『ルパン三世』追加スペックの広告が…。多分、5連チャンリミットが廃止されたから入れたのかな? と思うけど、けっこう珍しいパターンだったと思う。

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 珍しい…っつーことでは、こっちもかなり初期の「ミニパンフ&プレゼント告知」もの。もしかしたら、パチンコのミニパンフで最初に載せたやつかもしれない。『CRF.空手OH!(98)』は、SANKYOの中でも多分2番目くらいのミニパンフ(最初はラッキーベルだと思う)のハズで、今となってはけっこうレアですね。この時計は…もちろん持ってます。

 ちなみに空手OH!は当初「ブラックボックス」というのでしょうか、最新式の基盤を搭載してるとかで話題になったんだけど、しばらくするとみんなその下品さの方しか記憶に残っていなかったという…(笑)。本当に「バター拳」とか、よく企画が通ったものだわ…と思ってたら、昔開発にいた人によれば、一時期下品なほど企画が通りやすい時期があったとか(笑)。ボツのを見せてもらったんだけど…もはや唖然という感じでした、はい。

 でも個人的には、タイアップばっかりよりもそういった個性的なオリジナルの方がいいとは思いますけどね。今ほとんどなくなってるし…。MAX地獄が過ぎたら、各社ゲーム性とかキャラとかオリジナルの方向で競ってくれるといいのですが…。

ふぃふぁお食事券

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 最近、TVニュースでよく流れているあの事件。おそらく、全国で10万人くらいは「お食事券って聞こえて何だろうと思ったよ、ワッハッハ!」などと寒いダジャレめいたことを会社で話し、女性社員らから冷たく乾いた笑いを取ってご満悦の年配リーマンがいるに違いない…などと、どうでもいいことばかり考えてしまっている今日この頃。

 ふぃふぁといえば、やはり奥村の…2002年に発売したあの機種も、忘れてはならないところ。昨日取り上げたインベーダーと同じく、発表会というか内覧会はなぜか非常に地味で、確か販促グッズも受付にボールとかが飾ってあった以外は、全くなかった記憶が。少ししたら奥村のサイトからも消えているので、おそらく版権的にひっじょ〜〜に厳しい制約があったことが推測されます(※ちなみにパチスロ初のタイアップ機種も、海外の版権絡みでもう雑誌とかに写真を載せることができません…んな、バカな!)。

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 一応、内覧会の様子はこんな感じ。ただホール関係者とかが来て打って商談して終わり、というもの。…一体、どうしてこの版権を採用したのか? 販促関係では使える写真や表記事項などが当時としてはすごく厳しかった割に、力を入れているのかいないのか全く不明なまま、設置状況もご存知の通り寒い結果となってしまったのでした。

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 まぁでも、さすがにTVカメラは来てましたね、私が見たところでは一台だけでしたが…。当時はパチンコ専門チャンネルも当然ないし、一般のニュースか何かだったと思う。しかし、それにしても淋しかった…。

 参考までに、同年開催された同じ名古屋メーカー・K社の発表会といえば…

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 これですから、はい。もしこの会社がふぃふぁの台発売していたら、日本代表とかがゲストでズラーッと来てTVカメラや一般誌のカメラが鈴なりで…などという発表会になってたんじゃないでしょうか(いや、制約とかがあったかもしれないけど)。

 もちろん、派手にやりゃいいってもんじゃないのは当然としても、奥村は翌年以降突然『CRバック・トゥー・ザ・フューチャー』や『CRまいっちんぐマチコ先生』なんかで、ド派手な発表会やオープンキャンペーンをやってるからね、やはり端から見てても力の入れどころがよく分からなかったなぁ…惜しいなぁ…と思いますね。奥村らしい、といえばそうだけど(笑)。

僕はインベーダー、君は?

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 久しぶり。おしゃレッツしてるかな? と、やや古いネタで何かをつかもうとして思いっ切りスベってるんだけど、古いといえば奥村で変な台だなーと思ったのが、2007年の『CRスペースインベーダー』。けっこうメジャーコンテンツの割には、上の写真のように地味な感じの内覧会が行われて…。

 あー、今考えると右側のタペストリーみたいの、頼んでもらっておけばよかったわ…。けっこうカッコいいし、何より「OKUMURA」のマークが入ってるしね。

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 で、中では関係者が試打するだけっていう、非常に簡素というかベーシックな内覧会だったんですけど、その時に配布されたお土産は7センチくらい四方の箱で、機種の特製カバーがついている! って、まぁよく見ると一種類しかなかったんだけど。

 そんなこんなで久々に写真のグッズを発掘したので、一体何が入ってたんだっけ…? と思い、数年ぶりに開けてみました。

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 そうしたら、5センチくらいの小〜〜さなインベーダー筐体が入ってるじゃないですか! おお、そうだった、こんなオモチャだったわ。ちなみに説明書によれば「TAITOゲームセレクション」という、要は普通に売ってるオモチャで、機種の包装紙だけ帯状に巻いてあった、というのが種明かしみたい。

 まぁ、まさか8年前のものだし電池なんかとっくに切れてるわよね…と思いつつ、ボタンを適当に押してみたら、なな何と画面が動き始めたじゃないの! ひえー、ビックリした! 少し遊んでみたけど、いつ攻撃してるのかがよく分からないままゲームオーバーになってた…(笑)。

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 ちなみに機種の方は、ご存知の通りあまりヒットしたとは言えず…。ていうかさ、当時撮った画面写真とか見てるとオリジナルキャラ? みたいのが敵とインベーダーゲームで戦う…みたいなノリだったようなんだけど…この人って…沖田…あ、いえ、何でもないです。

 今となってはク●台だろうが何だろうが「もう一度打ってみたい」と思うばかりですが、やっぱり奥村ってお金つぎ込む所や力入れる所がちょっとズレてたんだよね〜…。改めて、そんな気がする。

カブト虫とタコ

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 ジンクスを信じたり縁起をかついだりしないのですが、3月そして4月とここでご無沙汰している間に大変なコトが起こっていたのを思い出し、まさか今月はもうあるまい…と思いつつ、慌てて更新したりしているのでございまして。

 とりあえず、マルホンや奥村のことを色々書きたいと述べたはいいものの、とりとめがなくなり過ぎるとアレなので、それぞれカテゴリを作って適宜更新する…という感じにしたいと思ってまして、今回は奥村の古い台のつれづれです。

 80年代はヘンな羽根モノがけっこうあって、『ビートル』っていうのも「なんか変だな〜…」と思いつつも、ついつい打ってしまった羽根モノでした。

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 カタログは、いかにも80年代チックなエアロビギャルが健康的な笑顔を見せてくれていますが、役モノはかなり微妙な感じ…。まず、見た目が「ビートル(カブト虫)」とはほど遠いし、Vゾーンは奥にある穴の中。羽根が開いた時、一瞬閉じる足? に乗っかって奥に滑り込んだ玉が穴に入れば大当りっていうプロセスも、当時の羽根もモノの「セオリー」とは全く違ってたし、もっと変わってたのは手前左右の「フリッパー」。

 ここが、手前に来ちゃった玉をヒットするとV入賞のチャンスにもなり、大当り中は死にかけた玉をバシバシ弾いてVに入れてくれるのも、奇妙かつ面白くて。こういう「チャンスが何度もある」っていうのは『ルーピングスター』を筆頭に、当時の奥村羽根モノの「お家芸」だったと言っていいかもしれないですね。

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 それから、ヘンな羽根モノといえば『たこべぇ〜』を抜かせません。羽根に拾われた玉が、グルグル回るタコの口に入って下段に落ち、手前のVゾーンに転がってくれば大当り…って、これ、『ビッ●シューター』だろ!? などと頭をよぎっても、言ってはいけません(笑)。

 一応、ビッグ…と違うのは下段でウネウネ動くタコの足で、けっこう口を通っても足に邪魔されてVに行かないの。見た目はすごく引かれるし甘そうだけど、実はけっこう辛い役モノだったと思う。『たこべぇ〜』は『たこでちゅー』とか『海鮮将軍』とかでも、ノリが引き継がれてますね。

 他にも『田吾作』『酋長さん』『ベートーベン』とかヘンな台は多かったので、追々書きたいと思います。
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神保美佳

Author:神保美佳
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